野島埼灯台(現・南房総市)は、日本で2 番目(1870年)に点灯した洋式灯台です。関東大震災の際、地上6メートルのところで折損し、大音響とともに倒壊しました。現在の鉄筋コンクリートの灯台は、その時の復旧工事によったものです。なお、1703年の元禄地震では一帯が隆起し、孤島であった「野島」から、陸続きの「野島崎」になったという説があります。
日本には、自然災害が由来とされる地名が「災害地名」として残っている場合が数多くあります。身近な場所の地名が自然災害を由来として名付けられていないか、いちど確認してみてはいかがでしょうか。