横浜市の山下公園は、海への眺望がすばらしく、記念碑や歌碑(例えば、童謡で馴染みの深い「赤い靴はいてた女の子」像)など見どころの多い公園です。この公園は、関東大震災で大量の瓦礫が発生したため、その瓦礫を埋め立てて造られたものです。1925年から工事が始まり、1930年に開園。1935年には、「復興記念横浜大博覧会」の会場となり、パビリオンが立ち並び、公園前の海(船溜まり)ではクジラも泳がせたそうです。
一見華やかに見える場所にも負の記憶が潜んでいることがあります。震災の記憶を風化させないためにも、一度訪れてみてはいかがでしょうか。